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「意志力に頼らない」の記事65本

集中・生産性

中断した作業に戻れないのは記憶が薄れるから——再開の手がかりを残す

ちょっと呼ばれて数十秒で戻ったのに、次に何をするか思い出せない。中断後の最初の一手が遅れる現象を、大学生375人・1万3千回超の中断で調べた研究があります。著者は、進めていた作業の文脈が記憶から薄れ、組み立て直すのに時間がかかるためと説明します。戻る前に次の一手を書き残す、小さな手がかりの置き方をまとめます。

集中・生産性

時間の見積もりが甘いのを直す——『過去の実績』で測る

仕事の時間見積もりが毎回甘くなるのはなぜか。研究は、人が過去の実績ではなく頭の中の段取りで測るからだと示します。鉄道の予測や卒論の実験を手がかりに、過去の実際の所要時間から見積もる『外側の視点』の使い方をまとめました。

アプリ活用

スマホの使用時間を『見える化』する——使いすぎに自分で気づく

スマホをつい触りすぎるのは、意志の問題に見えて、実は自分がどれだけ使ったかが見えていないだけかもしれません。行動を記録・観察すると目標達成を後押しすると研究は示します。iPhoneとAndroidの標準機能で使用時間を数字で見る手順をまとめました。

習慣化

運動が続くかは「やらされ感」で決まる——自分で選ぶと習慣は根づく

ジムに入っても三週間で行かなくなる——その分かれ目は、やる気の強さより『やらされ感』にあります。運動を『やらされる義務』と感じるほど続かず、『自分で選んだこと』と感じるほど続く。66本の研究をまとめたレビューが示すこの違いと、やらされ感を減らす具体的な工夫を紹介します。

習慣化

型から入ると習慣は早く固まる——場所と時間を変えない練習法

「型から入る」は精神論ではなく、研究の裏づけがあるかもしれません。場所と時間を変えずに練習した学生は自動性が高く、実行意図の研究でも「いつ・どこで・どうやるか」を先に決めるほど目標に届きやすいと分かっています。今日から作れる型の手順をまとめました。

健康

食べる順番は「野菜が先、ごはんは最後」——食後血糖の上がり方がやわらいだ

同じ献立でも、食べる順番を変えるだけで食後血糖の上がり方が変わるようです。2型糖尿病の16人の実験では、炭水化物を最後に回すと、食後3時間の血糖の上がり分が53%小さくなりました。健康な人を含む研究でも向きは同じ。研究の範囲を確かめつつ、今日の食卓でできる形にまとめました。

習慣化

意志力を過信するほど誘惑に近づく—冷静なうちに環境で先回りする

「今日からやめる」と冷静に決めたのに、夜になると手が伸びる。意志が弱いからではありません。人は冷静なときほど、あとで来る衝動の強さを小さく見積もり、自制心を過信して誘惑に近づきます。その仕組みと、衝動が来る前に環境で先回りする手順を、行動科学の研究からまとめました。

習慣化

損失回避で習慣を続ける——ごほうびは「先に渡して、減らす」

「できたらごほうび」を決めても三日で放置。実は同じごほうびでも、先に受け取って『できないと減る』形にすると、人は動きやすくなります。281人の歩数の実験と損失回避の考え方をもとに、お金を使わずに試せるやり方を、限界も添えてまとめました。

習慣化

「意志力は使うほど減る」説は揺らいでいる——自制は気合でなく仕組みで支える

夕方にはもう頑張れない。自分は意志が弱いと責めていませんか。「意志力は使うほど減る」という有名な考えは、23の研究・2,141人の事前登録された追試で、効果がごく小さく揺らいでいます。だから自制は気合の残量ではなく、仕組みと環境で支える。今日からできる手順にまとめました。

集中・生産性

見積もりはなぜいつも甘いのか——計画錯誤という誰にでもあるクセ

「この資料、1時間で終わる」が半日かかる。締切前に限って予定が押す。見積もりが甘くなるのは段取りが下手だからではなく、計画錯誤という誰にでもある思考のクセです。作業を分けて見積もる・過去の実績を基準にするなど、今日から狂いを減らすコツをまとめました。

健康

早食いをやめると、食べ過ぎが減る——満腹の合図は少し遅れて届く

定食を10分でかき込み、あとから「食べすぎた」がやってくる。食べる速さを変えた22件の実験をまとめた解析では、ゆっくり食べた条件のほうが食べる量が少なく、しかも空腹感は変わりませんでした。満腹ホルモンの仕組みと、今日からペースを落とす小さな工夫を、研究の限界も添えてまとめました。

習慣化

好きなことにご褒美は逆効果——やる気を奪う「過正当化効果」

子どもの勉強にお小遣い、好きだった趣味を仕事に。もともと楽しくてやっていたことに報酬を絡めると、かえってやる気が下がることがあります。お絵かきの実験と128件の研究をまとめた分析から、報酬の落とし穴と、好きな気持ちを守る使い方をまとめました。

集中・生産性

人の目があると単純作業ははかどる——難しい仕事は一人で

カフェや図書館だと、なぜか手が動く。家だと進まない。人の目や誰かの存在は、単純で慣れた作業を後押しし、難しい作業ではむしろ足を引っぱりやすい——という研究があります。作業の種類で場所を使い分けるコツをまとめました。

習慣化

目標は人に言うと叶う、とは限らない——公言が行動を止めるとき

「作家になる」「独立する」。目標は人に宣言すると叶う、とよく言われます。でも研究では、なりたい自分を人に認められると、満足してかえって行動が減ることがありました。宣言が効くときと逆効果のときの境目、そして「次の一歩」を人と共有するコツをまとめました。

習慣化

コミットメント装置とは——意志で我慢せず、お金を賭けて自分を先に縛る仕組み

「今度こそ続ける」と決めても、意志はすぐに折れます。そこで、我慢する代わりに、あらかじめ自分を縛る仕組みを用意する方法があります。お金を賭ける・逃げ道を塞ぐ——フィリピンでの貯蓄と禁煙の研究をもとに、平日で使えるやり方と、向かない場面をまとめました。

習慣化

月曜・1日・誕生日の直後は、なぜか始めやすい—6,082人の実験が支える「フレッシュスタート効果」

「来月から本気を出す」が毎回流れて三日坊主。実はやる気は月初・月曜・誕生日など区切りの直後に上がりやすいと研究は示します。この「フレッシュスタート効果」を使い、新年度や月曜など身近な区切りから「いつ始めるか」を設計する方法をまとめました。